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2018年12月の記事

「入れ歯」・「ブリッジ」・「インプラント」

 虫歯や歯周病で失った歯を回復するには、「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3種類の方法があります。患者さんにとってはどの方法を選択しようかと迷うところですが、今回はそれぞれのメリット・デメリットをあげて皆様の判断の参考にしていただければと思います。

≪入れ歯≫

  メリット デメリット
入れ歯全般

①取り外しができる。
②ほんの少ししか歯を削らなくて済む。
③治療が比較的容易。

④治療期間が短い。

①歯に固定しないため、ブラッシング時や食後に外して洗わなければならない。
②固定しないため噛んだ時の動きに違和感がある。
③異物感が大きい。
④噛む力が天然の歯に比べて
部分入れ歯:30%~40%
総入れ歯:10%~20%
と弱い。
⑤入れ歯の部分の骨が徐々に減る。
⑥入れ歯に歯垢がつく。

⑦餅やガムがつくことがある。
保険診療  

部分入れ歯の場合
①バネが見えるために入れ歯とわかってしまう。
②残っている歯にバネをかけるため負担が大きく歯の動揺の原因となる。

総入れ歯の場合
③プラスチックを多く使うために、どうしても分厚くなり口の中が狭くなる。
④プラスチックのために入れ歯臭が出る。
⑤プラスチックのために熱を通さず味を感じにくい。

⑥プラスチック部分の色が変色する。
自費診療

部分入れ歯の場合
①バネを使わない入れ歯ができるようになり入れ歯と分かりづらい。

総入れ歯の場合

②機能的で見た目がより自然な入れ歯を選ぶことができる。自費の場合はプラスチックと違い、入れ歯が薄く軽く作れて口の中が広く使える。
 


≪ブリッジ≫

  メリット デメリット
ブリッジ全般

①セメントで固定するため、入れ歯のように取り外しの必要がない。
②外科的治療の必要がない。
③装着しても違和感がない。
④噛み心地は天然の歯と変わらない。

⑤治療期間が短い。

①人工の歯と歯茎の間に食べ物が詰まりやすい。
②抜けた歯の両隣の歯を削らなければならない。
③削った歯が虫歯になると全てをやり直さなくてはならない。
④支えになる歯に大きな力が加わり、その歯を失う可能性がある。

保険診療 ①保険適用範囲なら安価である。

①保険診療では制約がある。
例えば…
上の歯の場合
前歯で連続3歯欠損まで(犬歯除く)
奥歯では連続2歯まで


下の歯の場合
前歯で連続4歯欠損まで(犬歯除く)
奥歯で連続2歯まで

(これ以外にも保険制約があるので主治医とご相談ください。)

 

②白い部分がプラスチックのため変色する。
自費診療

①見た目の印象が良くなる

②白い部分が変色しない。
 


≪インプラント≫

 インプラント治療とは、歯のない場所にチタンでできた人工の“歯の根”にあたるインプラント体を顎の骨に埋め込み、そこに人工の歯をかぶせて欠損部分を補う方法です。

メリット デメリット

①残っている歯を削らなくてもよく、健康な歯に負担をかけることのない唯一の治療法。
②見た目は天然歯とほぼ変わらず美しくできる。
③噛む力はほぼ天然歯と変わらない。
④顎の骨にインプラントが定着すると非常に安定性がよく、歯周病に気をつければとても長持ちする。
⑤味覚は天然の歯と変わらない。

①インプラント体を顎の骨に埋め込むための手術が必要である。
②インプラント治療は、顎の骨の幅や厚さが必要であり出来ない人もおられる。
③歯磨きが上手く出来ず、歯周病を発症する可能性がある人には不向きである。当院では歯磨きを練習して頂くことになる。
④治療期間が長くなるが、治療回数は他の治療と比較してもそれほど変わらない。
⑤保険適応外のため治療費が他の治療方法と比べて高額となる。

 歯が悪いと自覚していても、普段は痛みがなく何となく噛めている為にそのまま放置している方も多いのではないでしょうか? 痛みを伴う治療を億劫に思う人もおられると思います。でも、歯を失ってからでは遅いので少しでも早い治療をお勧めします。
 また、歯を失ったままにしておくと、噛むときに他の歯に余分な荷重がかかってしまい健康な歯まで悪くなってしまいます。そのために噛みにくくなってあわてて歯医者に来られる方もおられます。年齢を重ねても美味しい食事を頂けることは、皆さんが健康に生活をするためにはとても重要なことです。治療方法もいろいろありますので、歯医者さんと相談して治療してみてはいかがでしょうか?




(2018.12.5[Wed])